人もうけ物語、オチコボレでも“人もうけ”が出来たらメシは食える

 1985年頃だったと思う。関西にいる頃から、障害者福祉などに関心を持っていてので、福岡の知的障害者施設で、パーティーのようなことをやると聞いたので、出かけていった。
 自己紹介の順番が回ってきたので「馴染みのない九州に来たので、人もうけに来ました」といった。するとそこの施設の責任者の人が「民間人は儲けられていいなあ」といった。
 「民間企業のヤツは儲けばかりねらっている」という雰囲気が流れかかったが、私は弁解をせずに、ニコニコ笑っていた。
 福祉業界でも、税金で給与を得られる人間が「偉い人」と評価されているのだと言うことがよく分かった。
 オチコボレは弁解しないことが大切だ。弁解すると、落ち込むことになりやすい。オチコボレはランク外の人間なのだから、超然としている方がよい。
 常に工夫をし、新しいコンセプトを考え、面白い仕事をし、楽しんでいると、必ず人もうけが出来る。人もうけを続けているとメシも食えると思っている。もちろん仕事も、もらえると言うことである。