2013-01-01から1年間の記事一覧

百条委員会

猪瀬直樹が東京都議会で吊し上げられている。いよいよ「百条委員会」にかけられるらしい。 彼の著書では「天皇の影法師」が一番面白かった。それを読んだ頃は京都市左京区に住んでいたし、八瀬童子の八瀬には時々行っていた。そして「ふるさと」と云うかま風…

“アリガト”と“ゴチソサマ”

友人が「ベトナムに来い」と、電話やメールでやかましくいって来るので、ベトナム便を検索していたら、武田鉄矢の喋りが出てきた。そこで「ベトナム人は、日本人と中国の人、韓国の人とを間違いなく見分ける。日本人は物を買ったら『アリガト』と云い、食事の…

日本人てなんなんだ 

日本人の心、気配り、やさしさなどは、神仏習合で出来上がったと思っている。 神道は運命を受け取って、人類の積み上げたもの全部を受け止めることで、「こうすべきだ」とか「神に従え」などと云う不遜な考えはない。素直に「人類の歴史の恵みを受けて、それ…

このオレは何者だ、何ができるのだ

なんとなく、「俺はこう考えるより仕方がないのだ」と思いだしたのは、都市再開発事業で、300世帯余の立ち退き計画にかかわって、割り切るより仕方がないという気になった時だ。 「俺は何ができるのだ」と思った時、「人の世話にならない限り一秒も生きてい…

日本人の良さ(2)心を揺さぶる日本兵の日記 ドナルド・キーン(日本文学研究者、文芸評論家)

とにかく、兵士の日記を読んだことで、新たな関心が湧いたと言えます。日記の最後のページには、アメリカ兵に向けて英語のメッセージが残されている場合もありました。「この日記を見つけたならば、戦争が終わってから私の家族に送ってください」という具合…

日本人の良さ(1)ブラジル地平線の果てに学校を作った日本人女性とは?

リポーターがなぜ日本語学校をやっているんですか?と尋ねた時、城田志津子さん77歳は、「日本語には、いろいろな意味や情緒を表す言葉がある。日本語が失われていくのでは?という危機感から日本語を教え始めた」といった。日本語は日本人の心を作り上げて…

諫早干拓問題の怪

有明海の漁業者が、諌早干拓地の「閉め切り堤防を開けろ」と云って裁判をし、それを認める判決を福岡高裁が出した。地元が控訴しようとしたが、当時の民主党政府の菅首相が受け入れて、控訴をさせず、決心してしまった。 やむなく地元は「開門差し止め」の仮…

牛脂注入加工肉とは何だ──霜降りサシの補強だと?

「やわらかい──とけるー」と、口に入れた瞬間にタレント屋美人の叫ぶ姿がテレビに映っている。私はそんな高級牛肉は食べたことがないので分からないが、注入牛脂はとろとろ溶けやすく、旨いのだろうな。本当は出演のギャラがうまいのかも。

鳥取のベニズワイガニとアラスカのカニ

1970年ごろまでのベニズワイは、少し臭いといわれていいた。そのころの漁の対象は松葉ガニ(ズワイガニ)で、ベニは海底で何重にも重なっているので、少し臭みが残ると、網元の大将から聞いた。雌のセコガニは、少し前までは乾燥させて肥料にしたりしていた…

エビとキャビア──本物を見抜く力のない奴がガタガタ云うなってことよ

エビは食べないことにしている。25年ほどの昔、仕事で海産物を調べていた時、輸入エビの処理をしているところを見て、輸入先の話を聞いて、海産物の中で特にエビが大変だということを知った。天ぷらも、キスなどはいいが、エビは断わっている。 先日国東半島…

仲代の“日本の悲劇”を見たが、つまらなかった

全く、仲代も北村や寺島しのぶも、何を表現したいのか気持ちが伴っていない。なんだか惰性でやっているだけ。 もともとこのシナリオ、シチュエーションでは、お話にならないのだろうが。そもそも住宅の一間に閉じこもって自殺をしようと云う考えは、動物たる…

[日本教・じねん]国東仏の里を遍路してみたい

以前から念願だった、「国東仏の里・遍路旅」に取り組もうと思っている。よかネットとの関係を割り切ったので、気分が楽になっている。 私は“じねん”という考えを持っている。これまでの仕事の中でも、都市再開発事業の合意形成手法についても、区画整理事業…

国東仏のふるさとを歩く準備

準備のために、25,000の国土地理院の地図を買ってきた。昔、高校生だった頃、山に行くために買ったのは5、0000地図で、「参謀本部の地図」と云っていた。今ではその言葉が通じなくなっている。 この地図にいろいろな資料から書き込んで、自分用のルートマップ…

国東半島を歩いて回りたい

10月1日、姫島。今回の国東半島行きは、歩いて回るにはどうしたらいいのかについての“見当づけ”と、有名な姫島にわたってうまい魚やエビを食べることが狙いだった。魚やエビを食べるには、普通の民宿に泊まるほうがよいと思った。しかし今や“ブランドとかい…

生存条件の良い、温暖・植生豊か・魚も多い国人間は優しい

タイやべベトナム、カンボジア、台湾などでは、何となく安心な気分になれた。環境がやさしいので、人間の気分もゆったりするのだろう。 日本の外交から見ても、気性の激しい乾燥国とはうまくいっていない。 どの国とも仲良くやっていこうという態度は大切だ…

儒教と日本教の違い

1983年に揚子江(長江)流域流域都市考察団の団長は梅棹忠夫先生だった。彼の著書で、私が一番気に入っているのは『文明の生態史観』だ。「中国と日本は全然違いまっせ」と云う説だ。 儒教では、天子は易姓革命で変わるということになっているが、現実には、…

人間の心は気候で決まる

韓国や中国へ行ったときと、タイや台湾へ行った時とでは、明らかに体の反応が違う。 私は鼻が悪い(よく詰まる)ので、国外へ行くときは、どんな準備をしておくべきか迷っていた。 ところが、初めてヨーロッパの都市づくりなどを見るというツアーに参加した…

計画とは何か、合意形成はどうすれば進むのか、悩んだのは1972年ごろ

25歳のころに「編集屋」に就職した。雑誌やパンフレット、ポスターのようなものも、写真を撮り、コピーを書き、レイアウトもやった。 レイアウトをやるということは写真の上下の長さや左右の幅を決めて印刷屋さんに渡さねばならん。それを「天地と左右」の指…

九州で最初に行ったところ

最初と云うように、順番を付けることはできない。九州に来た初めの頃と云う意味だ。赤字会社の不渡り手形を引き受けるために来たので、とにかく機嫌よく働いてもらわねばならんと思っていて、車で行くことはできなかった。一人で、電車やバスに乗り継ぎ、か…

ブログに書くことを、日常のメモに書いているが……

メモには、項目だけ書いている。10月1日から3日まで、懸案の国東半島へ行ってきた。大収穫。それもこれも、この台風の間に少し頑張って書きたい。

修学旅行へ行った話

先月末の朝5時ごろ、早朝のラジオに「東北被災地へ修学旅行にいった話」が、投稿されていた。あの小学や中学の生徒が歩いたコースを歩いてみたらしい。そして女将さんの話も聞いたらしい。 私も、5月24日のブログに、修学旅行のことを考えた。 《宝来館に泊ま…

原発とオリンピック

原発の不安について おそらく、オリンピックの演説で、「力いっぱい」とか「最大限の」とか「誠心誠意」とか「国を挙げて」とか、さらに「科学技術の力で」とか、心を込めて説明するんだろうなあ。 相手の分かる具体的なことはなしで、「心」ばっかり込める…

はだしのゲン(2)

三国連太郎主演のDVDをみた。劇画本は見ていない。三国は自分が信じられないものには出ないだろうと思っていたのだ。このDVDは1945.8.15までが書かれている。首を刎ねたり強姦をしたりするようなことと関わる部分は、全く出てこなかった。 この「はだ…

始め方と終り方

どうも自分は間違っていたように思う。問題は、終わり方については何も考えていなかったことだ。 倒産会社を何とかしなけりゃならんようになった時、残ってくれていたメンバーに、一生懸命今の現実を話し、とにかくみんなで食べていけるようにしようと云い、…

はだしのゲン

この映画を見たいと思ってDVDを探していたが、少し高いので、もう少し待つ気になっっていた。だから見ていないので、少し気が引けるが、気になることを書いておきたい。 「首を刎ねるようなところがあるから残酷だ」と云う話が出ているが、私はこの作者が自…

気分すっきり。会社と切れたから

少し変な夏のあいさつを出したら、いろいろ反応があった。私がボスをしていた時の社員が、 全員辞めてしまったのに、名義だけでも残っているのが苦しかった。 今になって考えると、60歳頃から自分の心臓が悪かったのではないかと思う。いわゆる不整脈の走り…

「ダイハーン」と刺すような眼で、睨まれながら怒鳴られたサイゴンの街角

1980年代の後半ごろだったと思うが、同志社の先生に誘われて、サイゴンやアンコールワットなどにいった。ベトナムでは「ホテルサイゴン」と云う安いけれどもさっぱりしたホテルに泊まった。 ちょっと街を歩こうと思って歩いていたら、車道幅員20メートルぐら…

人間は言葉で考える動物だと思うが

へんてこな大臣の「抗議させていただく」が頭にきて、少しだけ書いたら、友人からコメントが来た。大変うれしかった。 ところで、今九州に住んでいるのだが、こちらに来た当初「いかれてください」と云われて戸惑った。意味も気持ちも類推はできるが、僻み根…

(続)リーダーシップがいる?

ブログや暑中見舞いに「もう会社とは関わりをなくした」と書いたら、「実は私も同じような事情になっている」という手紙が2通来た。どうも私の友人は、おっとりした人が多いらしい。 日本人は「無宗教です」という人が多いが、外国人からみると「相当に宗教…

8月12日の午後4時過ぎに、桜島にいた

18日の16時過ぎに桜島が大噴火したというニュースに驚いた。12日の午後4時ごろに孫と行った時には、タクシーの運転手さんが「夏はたいてい鹿児島の市街地に灰が降るのに、今年はこちらには全く来ていません」と云っていた。「本当はね、ホテルの辺りもすご…