2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プリンセス・トヨトミ

“大阪独立”を書いたファンタジーノベルだ。これで面白いと思ったのは、独立国のシンボルが瓢箪とタコ焼きだったこと。瓢箪が眼に触れたら仕事をそのままにして、国民は全員がデモに出て行く。この仕掛はなかなかいいと思った。これを見ながら、「じゃー東京…

上目づかいで見るな

親というものは、子供の私にとって最もイヤな存在だった。説教されて、こちらの言い分を云うと「口答えするな」と怒る。何も言われないので、もういいのかなと、上目遣いで様子を見ようとすると「上目遣いで見るな」といわれる。ついでに「顔を正面から見ず…

創造力・想像力とリスク

むかし、極めて情報意識の高い人と机を並べていて、議論や相談などが減っていった記憶がある。考えていることを、つい口に出したりすると、別の場所ですぐのしゃべってしまうので面食らったのである。私にとってはまだ確信が持てないので、暖めているつもり…

決断力と“死んだ労働”

「死んだ労働」というと表現としては良くないが、若い頃、マルクスの言葉として日本語で記憶しているので仕方がない。彼の書いたドイツ語が、どんな言葉かは知らない。 「機長、究極の決断−ハドソン川の奇跡」という本に、次のような文章がある。 「私の師匠…