プリンセス・トヨトミ

 “大阪独立”を書いたファンタジーノベルだ。これで面白いと思ったのは、独立国のシンボルが瓢箪とタコ焼きだったこと。瓢箪が眼に触れたら仕事をそのままにして、国民は全員がデモに出て行く。この仕掛はなかなかいいと思った。これを見ながら、「じゃー東京は独立できないね」と思い、「日本は縄文文化なのかな」と思った。困ったことは、今住んでいる「九州を束ねるのはどんな文化か分からん」ということだ。