80―20、80―28

去年の春ごろ、歯の調子が悪くて歯科に行ったところ、「28本ありますね。スゴイ、80歳で28本ある人などいませんよ」と褒められて極まりが悪かった。現実には虫歯で治療した歯が7~8本ある。

歯科によく通いだしたのは65歳ごろからで、虫歯の治療をしてカブセをしてもらった。なぜ急に歯が悪くなり出したのかわからず、歳の所為かと思っていた。その歯医者へ通いだす頃、足の裏が荒れて、ヒビ荒れてアカギレのようになっていた。なぜこんなことになるのかが分からず、ワセリンを買ってきて風呂上りにベッタリつけてガーゼで包み靴下をはいて寝たりしていた。その頃アトピー、腰痛なども起こり、「身体が丈夫でない人間がボスでいるのはまずいのではないか」と思い、よかネットの社長もやめた。

次いで、ギランバレー症候群、心房細動なども発見された。しかし、心房細動が一番の大病で、結局手術をすることになった。

この時になってやっと「今までの身体の不調は“血の巡りの悪さ”から来ているのではないか」と気付いた。4人兄弟の3人の兄たちが60歳ころに死んだのもこのような巡り会わせだったのかもしれない。

最近、28本のカブセのある歯が不調になって歯科に行ったが、ぬか内治療をしましょうと言ってくれた。来年は”歳オイボレ”、つまり子年である。