急性胆管炎までのこと

一寸悪運が強すぎるのではないか、という気もしている。3人の兄たちと同様に、60才頃から体調が悪くなっていた。①最初は全身にアトピー性湿疹が出て、毎日中洲の皮膚科の病院に通った。新幹線の座席に座っているのが苦痛だった。②次はギランバレー症候群。不思議な病気でヒザに力が入らない。マブタを上げることが出来ないので、手で眼を開けるようなことをしたり、水を飲むときに下唇を手で上げていなければこぼれてしまう。だがこれもなんとか「日にち薬」で治った。

 ③メガネの調子が悪いので通り掛かりのメガネ屋へ入って「メガネの買い方が下手で、いつも納得がいかないのだが」と若い男の店員に言ったら、「そりゃあ、眼科で一回測ってもらう方がいいですよ」と言われた。メガネ歴30年ぐらいで初めて眼科医院へ行った。そこで「片側だけでも白内障の手術をした方がいいですよ」と言われ、「内科医院の診断を受けてきてください」となった。内科医院に行くと「心臓の不整脈がひどい。肺も少し曇っている」と言われたが、日帰りで右目だけ白内障の手術はした。

 ③-2.以後、心臓の医院でバルファリンなどの血液サラサラ薬を飲んでいたが、心臓外科で心房細動の手術を受けた。これも順調に行って、手術の終わった日から楽になった。

 ④今回の急性胆管炎は、大病にかかった4回目だが、それほど運のよい人間だとも思えない私が、スルリスルリとすり抜けてきているのは変な気分だ。これも「「不運なオチコボレ人間」を受け入れるオチコボレ流で生きているからなのかな。