映画・本

「行こう、どこにもなかった方法で」新潮社刊

面白いだけでなく、いい気分になる本だ。この本を買う気になったいきさつを書いておこう。この頃気になる本で、日頃関わりが少ない分野については、アマゾンの検索についているカスタマーレビューを覗くことがある。そこでは極端な意見に分かれていた。一つ…

「ダンケルク」という映画に涙した。

気になったので、9月11日に見に行った。途中から涙が止まらなくなった。ずっと負け戦を描いているのだ。正確に言えば、撤退戦だ。撤退ほどつらい戦いはない。それを、国を挙げて全精力を込めてやったという物語だ。 映画の始まりは、逃げる英国兵が倒れてい…

「惜檪荘だより」という本が面白い 

著者は時代小説書きの超売れっ子で、月2回文庫本のベストセラーを出している。この佐伯泰英が熱海に仕事場を設けて書き物をしていると、下隣の立派な建物が壊されかけるというところから話が始まる。 壊されたら見られないので「ちょっと見せていただけない…

低気圧と鼻、ついでに「裸の大将」

今日は夕方まで雨は降らないと、ウェザーニュースで確かめていたのに、朝3時ごろ鼻が詰まって目が覚めてしまった。糸島は、西から変わってくる天気の最先端にいるので、気障変化は早く当たりすぎる。 出来ればもう一度寝ようと思って、鼻が通るようにいろい…

映画「ある過去の行方」と「別離」というイスラム映画

イラン人の監督だということと、女性が常にヒジャブを被っているイスラムのことが気になって、「ある過去の行方」を見に行った。そのあとすぐ、「別離」をDVDで見た。久しぶりに映画青年に帰っていた。 この映画は、絶対「おすすめ」です。このブログの今年の8…