日韓会談は不要、戦争責任について日々〈国内〉会談が先だ

日韓会談を、無理矢理にやるらしい。アメリカの指示で形ばかり繕うらしい。
そもそも相互理解のためには、繕うことは、真の相互理解にはプラスにならない。河野官房長官が、韓国にお伺いを立ってて「談話」なるものを出したが、それは一層の混乱と日本人軽蔑につながっただけではないか。
いまや、この問題に関わりのある我々世代だけでなく、孫やその次の世代までが、韓国からだけでなく、世界中から蔑まれることになってきている。
日韓問題なんかは大した問題ではない。それを言うなら、韓国人より多くの日本女性が従軍慰安婦として戦争に参加していてことについて、どんな反省するのだ。どう落とし前をつけてくれるのだ。
戦時中に、日本の高級官僚(高級軍人、高級参謀、高級大蔵省役人)が、リスクを取らずに、いかに無謀で勝手な命令を出していたか。このような、日本人に対する“うらぎり”のケジメがついていない。
この十年ぐらい戦争の現場にいた人の記録や言説を読んでいる。いわゆる将官といわれる軍人たちが、我先に女性を連れて後退し、下級の兵隊たちに玉砕するような戦闘を、命じていたことがよく分かった。
敗戦の8月15日に、腹を切った軍人(確か陸軍大臣)がいたそうだ。こんな奴は最低だ。なんで一週間、十日早く腹を切らなかったのか。さんざん終戦に反対して、逃げ場が無くなると自殺するなどと云う奴は、臆病者の極みだ。
私は「日本教」だから、死んでしまっているものを糾弾する気はない。しかし事実は解明して、次の世代に伝えねばならん。中国人や韓国人が、日本人について、「上に立つ日本人は、常にリスクを取り、美味しいものだけ取って逃げるようなことをしない立派な人だ」と認めてくれないと、次世代の日本人に対する侮蔑は消えない。
今からでも、戦地で食料補給も受けずに餓死していった兵隊さんや、大空襲で虐殺された日本人たちに対する反省をしなければならん。
本当の立派な日本人になって再出発したら、南京大虐殺の実態や、従軍慰安婦に実態も理解されるようになるだろう。そして、“じねん”の心や、万物に神・仏が宿ると考える日本人が理解され、尊敬もされるようになるだろう。