100点主義が人類を滅ぼす

弱肉強食を止めると決めた人間社会では合意がいる。合意を目指すなら、60点が限界だ。“津波てんでんこ”は、“あいまいさ”を前提とした人間社会の合意形成の知恵だ。大川小学校の悲劇は「正しい方針=だれか偉いとされた人達の仕組みに従った正義」の蹉跌だ。

今の日本は、このキチガイじみた正義が、毎日のテレビコメンテーターによってまき散らかれている。

中華人民共和国というのは、強者の正義の体現者たる“トップによって人民共和”を図る恐怖の国だ。人間が緩やかに暮らす中華民国になってほしい。1983年に初めて中国へ行った時には、まだ上海の中心街の街角に中国的な風景があった。3月9日