フィデル・カストロが死んだ(20161125)

フィデル・カストロ”と言えば、なんか特別な感情がわいてくる。チェ・ゲバラについても、三好徹だったかの伝記も読んだし気に入っている。巷間でもゲバラの方が人気が高いようだが、私はカストロが好きだ。おそらく、国民から嫌われていたバティスタを倒す方が、革命後の国を運営していく方が、はるかに大変だと思っていたからだ。
アメリカを盟主とする包囲網の中で、ソ連と提携しながらの、難しいかじ取りは大変だったと思う。
世界中の「社会主義革命は、全て指導者の独裁と、貧富の差の拡大をもたらした」と言えると思うが、カストロだけは例外だ。アメリカのすぐ近くで、妨害やかく乱、反キューバ放送などの中では、「独裁」は必要だったと思う。一度行ってみたかったが、もうこの老いぼれでは行けない。