歎異抄3

歎異抄に再度出会ったのは1972年のことだから、もう40年もたつ。
最初の感想は「なんだ、親鸞無神論者じゃないのか」だった。もちろん、強烈な信仰心を持ち強い主観で生きていた親鸞が「無神論」であるわけはないが、あまりにも純粋なので、そんな気がしたのだ。
それ以来、もやもやした時に歎異抄を読むと少し素直な気分になれる。