書評

なかにし礼、「生きる力 心でがんに克つ」

ですぐ買って読んだのだが、[たたく、切る、当てる]と云う三点セットのがん医療テレビでなかにし礼の陽子線治療でがんを治した話を、二度ほど見た。本が出たのから逃れようと思った理由が、若いころの心臓病にあると知って驚いた。 この本に書かれている、心…

「梅棹忠夫語る・あきらめたらあかんのです!」聞き手小山修三

“梅棹さんも亡くなったなあ”というブログを書いたのが、7月26日であった。この方とは、公の付き合いはほとんどなかったのだが、「長江下流域総合考察団(831127-1211)」の旅で、ご一緒させてもらった。旅の間中、梅棹さんの「寝酒セミナー」が続いた。夕食の…

狐のたくらみ

私の読書体験に第一位に上がる本だ。大阪に勤めていた8才上の次兄が送ってくれたモノである。昭和22年の発行だから、私は小学5年生だったことになる。 一読、訳が分からなかったような記憶がある。それが、今思い出させる理由にもなっている。 動物国の…