ミサイルが日本の北海道の上を飛び越えた

500キロぐらいの頭上を飛び越えて、襟裳岬東1200キロぐらいのところに落ちたようだ。頭上を通過する前に“Jアラート”という通信でスマホなどに知らせる仕組みが作動したようだ。コチトラはスマホを持っていないので安心だが、知らされて困ったことが起こっているらしい。「避難せよ。と言ってもどこに避難するのか聞いていない」ということだ。今や日本人は何事も指図されねば動かない。
そこで私は思い出す。戦争が終わったのは小学3年生の夏休みだった。2年生になったころから、両手で眼、耳、鼻、口を押さえて学校に行く道路わきの田圃の畔のくぼみに「伏せ」の姿勢を取る訓練をした。わが里は山村なので、爆弾を落としても、もったいないような土地柄だったが、訓練だけは受けた。
その頃は、国民に対して、どこに隠れろとか、「それ用心せよ」などと軍の偉い人は気にもかけていなかった。子供でも自分を守らなければならなかった。今より国民の自主性があったのかな。
1200キロ東と言えば中国、韓国、台湾の漁船が、まだ大きく育っていないサンマを北海道沿岸で待っている日本の漁船を出し抜いてさらっていく海域だ。北朝鮮もその海域にミサイルで参加してきたということか。
いずれにしても日本人は他人ごとではないのだから、自分の身は自分だ守らねばならん。昔の小学生のように。