「日本死ね党」女性議員と,50年以上前に会った共産党の老市会議員

 「日本死ね」と言ってどこで暮らすつもりなのかな、と思ったが、未だに国会議員をしていたらしい。テレビニュースにたびたび出ていて五月蠅い。こういう人は、他人の責任ばかり追求していて「自己嫌悪」に陥らないのかな。
 問題があると思ったら、まず「如何したらいいのか」「どういうアプローチがありうるのか」から考え始めるのが人類が人類に成長して来た原点ではないのか。問題追及ばかりするのは、もはや「劣化した動物」だ。宮崎県の幸島にいるサルのチビたち(満1歳未満)は、砂場にまかれたムギを浚えて持って水たまりに浮かせ、浮いた麦だけを素早くつまんで食べていた。順応能力の鈍い親ザルたちは砂のままで食べていた。子ザルたちの工夫が進歩をもたらしたのだ。
 と考えていて、一人のオッサンのことを思いだした(尊敬していたのに名前が思い出せない)。彼は大阪府下の市会議員だ。50年以上前のことだが、当時は工場公害による水質悪化が問題になりだしていた。神崎川上流にM電機の工場があり、そこの排水に有害化学物資が含まれていることが分かった。当然、下流には水道原水の取り入れ口がある。若い人たちは、すぐさま宣伝カーを出して演説して回ろうとした。
 するとオッサン議員が「コラー、お前ら何を考えとるんじゃ、『お宅の水道に毒が入ってまっせ』と言われて家庭の主婦はどうしたらいいんじゃ。まして昨日も今日も飲んでたんだ。ちゃんと調べて今のところどんな問題があるのか、解決するためにどうしたらいいと思うかを演説せなあかんのやないのか」と云った。まあ平凡な意見だ。
 この議員は人柄のいい人だった。こんな平凡な人が信頼できると思う。