スノーデン

この映画はすごい。週刊新潮には、オリバー・ストーンが9回取材したと書かれている。実際映画に出てこないところもたくさんあるだろう。
実は、ドキュメント版が、3〜4年前に作られているらしいので、それの方を見たかったのだが。制作時の判断や、取材者のつっこみによって、かなり違ったものになっている可能性もある。
この映画の「主語」は、現代のネット状況のことだろうと思う。「アメリカ政府がケシカラン」というような牧歌的な感想は狂っているのだろう。
この現実は、今や戦争の手段が原爆や水爆などと云った「やわ=柔」な地域限定の手段ではなく、人々の心構えの変更を迫るものだろうということだ。
問題解決の道筋は、一神教から多神教への回帰でしか考えられない。「多信教」かもしれないが。