天津大爆発で気になったこと

 大爆発のニュースを見て、これからの群雄割拠による‟中華を制する中原の戦い”ということは、このようなスタイルになるかもしれん、と思った。30余年前に中国へ行った時から、乾燥大陸の中国と、緑いっぱいの日本とは、全く違う心情が育つのではないかと思っている。
 乾燥大陸の一神教的な人類と、日本から東南アジアなどの湿潤、温暖、豊かな植生、生物多様性の地域で育った多神教多元主義の人類とは、人間性の違いができて当然だ。
 日本は鎮守の森を中心に地域の暮らしを守るが、中国の場合は、地域間の戦いが激しいので家族のまとまりで逃げるしかない。その伝統が、共産党内部の派閥に反映しているようだ。
 この2〜3日、天津爆発のニュースが、単なる事故ではなく、戦いの一つだというニュースが出だしている。