自殺をしてはいけない。立花隆に反論

立花が週刊文春に「死は怖くない」というテーマで連載している。テレビで「臨死体験 死ぬとき心はどうなるのか」という番組もやっていた。いづれも面白かった。
一つだけ気になるのは、自殺についての考え方だ。彼は若い頃、「自殺したいと何度も思った」と書いているし、「ベキ論」で話すテーマではないだろう。
しかし私は、高校時代と、大卒すぐのころ、一年以上も会っていなかったのに、長文の手紙を私宛に送った後で自殺した。それが二度あったということは 堪えた。
そのことを通して“友”という言葉の意味が分かった。それは「一方的」な感情だということだ。相互にちょうど同じぐらいの友情なんてものはない。友だと思われていて、それに十分こたえない人間は、恥じねばならない。
その頃から、どんな人間でも「人類が積み立てて来たモノやチエ」に囲われ、保護されて生きているのだと思い始めた。もっというと、138億年の自然の流れの結果に依存しているということだろう。それ以前のことはまだ“説”が出てきていないが。
この、われわれが「宇宙の、地球の、人類の積み重ねの結果」に生きているということを、小学生のころから伝えねばならないと思う。もっと星空を見る国づくりをしよう。