赤信号で止まったら危険。ブラジル・サンパウロの道路

赤信号に出会っても、左右を見て進んでいく。「あぶないじゃないですか」と云ってもやめない。再度いうと、「赤信号で止まるのが一番危険なんです。暴徒に取り囲まれても、青信号なら急発進して逃げられる。赤信号の時は動けない」
毎日のテレビがサッカーのニュースばかりだ。そしてときどき「危険な都市だ」という話がはいっている。1989年だったと思うが、ブラジルのサンパウロ市内を案内してもらっていた時に、出会った話だ。88年に亡くなった兄が、アマゾン川中流あたりで、農大などの卒業生と一緒に暮らしていたところへ、世話になった人たちへお礼を言うために行った時のことだ。
今も街が危ないということは変わっていないらしい。