久しぶりに、よいそば屋に当たった(10/26)朝霧の庄

写真に撮っていないのが極めて残念である。カメラをクルマの中においたまま食べに行くので、写真を撮れないことが多い。ケイタイは持っているのだが、使い方がよく分からない。なんとか買い換えて、ケイタイからブログのページに送れるようなことにしたい。
久住山系に行って、帰りの何時ものソバコースである。前回と同じく小国のソバ街道に行くことになったのだが、前回それほどよいと思わなかったので、別の店と云うことで奈落の底におりていくようなアプローチのそば屋に行った。
メニューには十割ソバと二八ソバが出ていて、私は二八ソバを注文した。「どうぞ」といわれて気がついてみると、部屋の中央に野菜のサラダや煮物、天ぷらやおでん等が、バイキング形式で取れるようになっていた。写真で見せたいのは、このバイキングテーブルだ。
持論をいうと、蕎麦をソバ屋に行って食べるのは好きではない。しかし自分で打つのは用意が大変なので行くことになるが、そこで恭しくご高説を承ったり、店主に威張られるのが、我慢がならない。蕎麦なんて「たかが代用食」なのだ。私は子供の頃、ご飯(もちろん冷や飯だ)がたりない時、そばがきを食べさせられた。これがいやだった。
40年ぐらい前だったと思う。ある時名古屋で、片岡知恵蔵だったかがよく来ると云うことなのか、縁があるような効能書き付きで、連れて行かれた店で「そばがき」というメニュウがあった。こんなものが料理なのかと思ったので注文してみた。これがうまかった。田舎で食べたご飯がたりないときの蕎麦掻きは、めいめいが茶碗に蕎麦粉を入れ、お湯を注いでかき混ぜるだけのものなので、生煮え状態で、ざらざらした舌触りだった。
それ以来、蕎麦の食べ方では「蕎麦掻きが一番旨い」と思い、「蕎麦掻きは名古屋がいい」と思っている次第。
とはいえここはソバ切りも旨かった。是非、お試しを。