人口論

“モノツクリ日本論”の見当違い

今の世に腕力で作るモノ等は、低賃金の対象だ。世界に冠たる高賃金日本人を知らないか。モノでも“知恵の含有率の高いモノ”だけが日本の商売の対象だ。中国などでも作れるモノは、日本の稼ぎにならない。 「日本人の知恵が下がっている」から、「賃金も下げて…

④親子世代間労働市場争奪戦争

マルクスなどが言っていた、“死んだ労働”活用戦争だ。つまり、知恵を受け継いでいる人間が、良い仕事をする。知恵の受け継ぎを、誰が受け止めているか。

③2000年には大都市は『親子げんか』の時代が来る

日本中の農山漁村から、男一人を残して、全部都市へ出て“日本の高度成長“の担い手になった。その結果、嫁不足が15年続いている。 また親がリタイアできる以前に息子たちが労働市場に参入しだしたので、都市側は、就職を巡って親子世代間戦争が起こっている…

②1969年に隠岐島(島根県)で感じたこと

島内の人口が、ものすごく減っていた。特に、どの地域に行っても、一番多い世代となっているベビーブーム(団塊の)世代が一番少なかった。 「これはえらいことだ」と思った。 隠岐の人に聞いてみると、その世代の出生者が一番多かったと云う。つまり大都市…

人口論①10年〜20年後が肝心

テレビや新聞、学者、アナリストが、「日本の人口が大減少する。たいへんだ」と喚いている。実際に自分の人生を生きている我々にとって、必要な未来予測は1年後、5年後、10年・20年後だ。50年後は、初歩的計算力を見せびらかす以外の意味はない。威…