日本伝統教の新年行事は駅伝である

駅伝は人類の歴史“じねん思想”の体現である。   180102
駅伝競走から連想されることを並べてみると、次のようなことが言える。
①次へ次へとつないでいく競技だ。
②一人はその時の一つのつなぎ役であるが、途切れると最後まで行けないので“全部”でもある。
③タスキを渡すときにも、次のランナーが受け取りやすいように工夫するなどは、“つなぐ”事の重視である。
④今目前に走っているランナーは(アンカーを含めて)駅伝競技の流れ・経過全体の現在の表現だ。それは、人類が生まれて以降の“つながりの現在”を表わしているように見える。
⑤人類が生まれて以降、いろいろな事態や危機に出会ってきているが、繋がたことによって現在がある。もしある一時期に断絶が起こっていたら、今の人類はないということを連想しうる。
⑥当然、そのことを地球に広げても同じことが言える。
⑦コースに頭を下げて、観衆にも礼をするのは、極めて多神教的で、世界の文明の中で日本の独自性を認める人たちにとって、強い裏付けと考えられよう。