九州豪雨の問題点② 杉の苗木と竹藪

九州北部豪雨の杉の流木について書いてから10日以上もたった。実は書いた翌日に、RKBのテレビ番組で、地元の山林に詳しい人が、流木の根が貧弱なことに触れていた。それは植林の苗が、枝を挿し木で作った苗なので、直根がなく地面に深く根を張りにくい苗だったという説明だった。
私が子供のころ杉やヒノキの植林を手伝いに行った時の苗は、実生の苗木だった。その頃高野山の杉の実取りの仕事のことや、わがふる里の1000メートル級の山でに杉の実採取と、その実で杉苗を育てていたことも知っているので、挿し木の苗などというものには思いも及ばなかった。
もう一つ気になっていることは、竹藪が杉の植林をした辺りの里山の取りつきのあたりに大きく広がっていることだ。20年ぐらい前のことだが、九州全体に竹藪が広がりすぎていると思った。このことにも何かわかっている人はいないものか。