必然と偶然

・この世はすべて偶然で成り立っている? 偶然ってどういう意味? タマタマそうなったって云うこと。
・偶然と判断したのは誰? 人間? 自然? 神? 必然屋さん?
・では、偶然という判断ができるのは必然屋さんなの? OK
「この宇宙はすべて必然で成り立っている」
・しかし我々には、その必然が分からないのさ。
だからプランニングのことを「必然の洞察」などと云うのさ
・では、何をしても必然で縛られているの?
・実はね、必然性には幅があるのだ。

1970年代にはこんなことをアルパックの京都事務所で議論していた。「幅がある論」を云いだしたのは霜田だった。必然性を見つけに地域の人と話に行くヤツと、その土地を舞台にした小説を読むヤツと、専門書を読みだすものがいた。役に立ったのは前ニ者だった。
最近思い出していることを書いた。我々は神でも宇宙でもないので、“幅をもってとらえられたら大幸福“だったのだ。