「ほめて育てる」論

 中津では5〜6人の人に、オチコボレ論を話した。主なキーワードは次の通り。
・オチコボレ流
  オチコボレは、他人より仕事時間が多くてモライが少なくても我慢する。
  道が悪くても、文句を言わずに、それなりに楽しく歩くように努める。
  脇道はブッシュやイバラも多いが、お宝を見つける機会も多い。
福沢諭吉ファン
  痩せ我慢の説 大好き。
マルクスも半分好き
  死んだ労働 資本となる。
・じねん流
親鸞ファン
  自然の理に合いかなはば……
・駅伝ファン
  人類は、138億年の駅伝動物。
・商売は、ずっとコーディネーターだった
  大卒後会社は変わったが、仕事は変わらなかった。
  マネジメントとは「どうにか……する」「うまく……する」
・現代のビジネス・仕事・働き・商売はマネジメントが大半を占めている。
・計画とは“合意”である。
 “する、なる、なるようにする”
 もともとの依頼項目は、“する、なる、なるようにする”だったが、話の幅を広げようと思って、たくさんの項目にした。


もう一人の講師は、技術高校の先生で、今の生徒を教えるには「誉めてやる気を起こさせないとダメなので大変だ」と云う話だった。この話を聞いていて、また「思ったことを言う病」が出てしまった。「誉めて何とかやる気にさせているうちに、自立心が育ち、自分でやる気を起こすという傾向にあるのでしょうか」と聞いてしまった。
私の世代は、誉められると言うことは、まず無かった。早く自立しないと生きていけないと思っていた。今は、全ての子を、国が面倒を見てくれると言うことになっているのかな。そのツケはだれが払うのだろう。