中国における“省”の位地、 文芸春秋12月号

「“コネとカネ”中国社会と闘った私たち、岡田武史/井村雅代」が大変面白い。読みながらメキシコ出身のアギーレ監督に「うちの県の選手を使ってくれ」と、どこかの県のエライ人が賄賂を持って行ったら、日本ではどういうことになるのだろう。
中国で、サッカーの代表監督をしたり、シンクロスイミングの監督をしたりすると、中国では、省の壁に邪魔されるようだ。省と云っても、13億人の人口の国が33省(自治区、特別市含む)に分かれているわけで、広東省などは1億人以上の人口だ。
この省の境界群雄割拠時代の歴史を受け継いできている。アフリカのような、ヨーロッパが勝手に定規を当てて作ったようなものではない。
やっぱり中国は、もう一度群雄割拠にもどって、それらが連帯し、貿易をしながらサイズの合った国の運営をし、福祉なども考えていかざるを得ないのかと思った。