原発は、日本人が危険を感じる場所に、残さねばならない

私の住んでいるところの30キロほど西に、玄海原発がある。ここに住むことを決めた時から、気持ちのいいものではなかったし、日本が原発を持つことに賛成ではなかった。
しかし、福島原発の事故を知った時、「日本のどこかで、数か所残さねばならん」と思うに至った。そのことはこのブログに書いたように思う。
原発』を考える時の「現状と将来の状況」は、シナ大陸に100基以上、朝鮮半島に数10基、日本に数10基、シベリア極東に数10基稼働するという状況予測だ。これがわが孫たちが直面する現実だ。当然、福島以上の事故が起こるということを前提にせねばならない。
全ての日本人が、原発事故に対して、冷静な判断ができる訓練を、受け続けなければならない。
この福岡の真西が北京と上海の間で、西北西が北京・天津だ。東京・大阪の西北西は北京・天津・釜山・ソウル・平城だ。原発は国内だけの問題ではない。この状況を「脱原発」に持っていく戦略や戦術なしにわめく、新聞の態度が理解できない。
最近、東電福島原発事故の時の、吉田第一原発所長の発言を、朝日新聞が少し曲げて報道し、不安をあおっているようだ。ちょっと「エエカッコ」したがる人間や、企業は信頼できない。ついでに最近のプサン原発事故の記事を引用する。
○韓国の原発  140827
韓国の原発操作施設が23時間機能停止 豪雨で停電(新聞見出し)
韓国南部、釜山郊外にある6基の原発を操作する施設が25日の豪雨で停電し、約23時間にわたりほぼ機能停止していたことが分かった。原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)が27日明らかにした。
当時、原子炉5基が稼働中だったが、うち1基は、蒸気を冷却する海水の取り入れ口から雨水が大量に入ったため運転を停止。残り4基は別の電源からの電力供給により運転を継続した。制御装置も機能しており、韓水原は「安全性に問題はなかった」と説明。だが操作施設が雨で停止していたことに憂慮が広がっている。
韓水原によると、釜山郊外の古里1〜4号機と新古里1、2号機の運転を操作する同社の本部建物が、豪雨で地下の配電盤が水に漬かり、25日午後4時(日本時間同)に停電。復旧したのは26日午後3時ごろだった。
韓国の非政府組織(NGO)「環境運動連合」によると、当局は古里1号機の場合、1時間当たり200ミリの降雨量でも安全性に問題ないと説明していたが、25日に周辺に降った雨は最大で1時間当たり約117ミリで、当局の安全評価を疑う声も出ている。(共同)