しなやか、優しい、活力

Sさんに誘われてホーチミンへ行ってきた。脳こうそくを患って、かなり良くなっているとは云え、日頃ステッキをもって歩いていた彼が、ホ−チミンでどうしているのか気になっていたので、とにかく行ってみた。空港を出て会ったら、ストックを持っていないし、顔付がしっかりしていた。
もともとベトナムには好感を持っていたのだが、Sの顔、体つきの良さを見て、この国・ホーチミンは良いのだなと感じた。
しかし一番の難点は、お金だ。写真の左から100000、50000、20000、5000、2000、200VD(ドン)だ。タンソンニェット空港について両替をすると、977200ドンを渡された。5千円札が百万ドンに変わったのだ。翌日街中での交換は、102万ドンだった。
95年頃行ったときは、同じく5千円を出したが、輪ゴムで止めた札束を渡してくれた。10万ドン紙幣はなかった。そして、紙幣が実にきたなく汚れていた。破れて離れかけているものもあり、手で触るのが気になった。今回は紙幣がきれいになっていることを見ても、社会が安定していることが推測された。
一応、紙幣価値の説明をすると、10万ドン=500円、2万ドン=100円、200ドン=1円となる。朝食のフォーは50〜70円ぐらい。ちょっと贅沢気分をと思って、帰る前の夜マジェスティックホテルの最上階のバーへ行って、グレンフィディックのシングルを飲んだが、千円ぐらいだった。その屋上から見たサイゴン川の夜景。