気になるピンゾロの日20111111は、世界のオチコボレ記念日?

今朝テレビニュースを見ていたら、ギリシャの破綻がイタリアに飛び火したような話だった。ギリシャは、国債損切りを5割もさせてしまったということは、もう倒産したということだ。
これにイタリアが続くと、フランスがすぐ続くだろう。アメリカは他国にしわ寄せしながら、印刷能力の自慢をする(ドルの印刷)。
日本がいつまで、印刷能力の自慢競争に加わらないという節度を守れるか。世界最大の赤字国債国が、印刷の腕を見せだしたら“即”金利高になる。えらい学者やアナリスト、それに乗るジャーナリストは、国債を買っているのは国内だから問題はないという。
全くその通りで、日の丸国債は国内の銀行が引き受けているそうだ。つまり日本の国民が銀行預金をし、銀行はその金で国債を買う。日本国債金利は1%だから、国は1000兆円の1%=10兆円を銀行に払えばよい。
日本の経済が大好調で、他の国は全部ダメということなら、それなりに納得できる。しかし、同じ程度の状況なら大変なことになる。とにかく、アメリカの金利は約2%、英国も2%余、ドイツは2%弱、フランスが3.5%、イタリア7%、オーストラリアとニュージーランドが4%余だ。
オーストラリアは資源大国だし、安定性もあるという話だが、日本は4倍の金利差で対抗できるのか。
今の経済学者などは、株屋の世界に影響を受けているので金融工学者ばかりで、経済を長期で考える人は少なく、近々の株価ばかり見ているようだ。3年後、5年後、10年後のことを考える人はいないのか。