今日楽主義の経済学はいつまで持つか

 中東地域に人々の反乱が起こっている。これで、欧米型の経済学が後退したら、この世は少しは落ち着くだろう。欧米の特にアメリカの経済学は、資本主義ではない。貨幣紙幣主義だ。人類が活用してきた資本主義は、資本(蓄積された労働、死んだ労働)を働かしてとみ(モノとサービス)を生んで幸せをもたらした。
 アメリカの金融業者は貨幣を資本として働かせることなしに儲けをパクろうとしている。これは博打だ。その為住宅などを介在させたり、めんどうくさいとばかりに、景気対策という名目でドルの印刷に狂奔している。
 この結果は、くしゃみと肺炎どころではない事態になる。今の政府には自分の考えで判断することが出来る人はいない。「権利の主張と要求」だけしていれば誰かが何かを持ってきてくれると思っているようだ。
 中東ドミノ→油危機→欧米価値観の後退→節約(エコノミー、経済の原意)への回帰→バブルの後のようにオレはそう指摘していたといい出すエコノミストの急増………
心配なのは孫たちの世代だ。