池部良と牛肉の大和煮缶詰--戦争に対する私の気持1

 池部良のことを書こうと思ったので、「牛大和煮」という缶詰を買ってきた。10月7日である。それをブログに入れるために、写真に撮ったのが9日である。ちゃんとトリミングして載せるつもりだったが、それがうまくできない。やっと、解像度補正だけ出来た。

 昨日11日、知人とクルマに乗っていて、「池部の戦争体験について気になっているので書こうと思っている」としゃべっていたら、同乗者がケイタイのニュースを見て、「池部良が亡くなったと出ていますよ」といった。亡くなったのは9日のことらしい。
 なぜ私が、池部のことを書くために「牛大和煮」を買わねばならんと思ったかというと、彼の戦争体験の中に、良く出てくるからである。
 最初の本「オレとボク 戦地にて」は、1958年の書かれている。「ハルマヘラ・メモリー」は、これと同じ時期の同じプロセスを書いているので、同じ話が出てくるかも知れないと思いながら、買って読んだのだが、重なるところはなかった。池部は全く律儀な人だ。後者は1997年に書かれていて、二冊で全体がカバーされているのである。
 前者は新風社文庫、後者は中公文庫