歎異抄

歎異抄

法蔵館書店で、何の気なしに手に取って立読みを始めたら、千年前の文章がほとんどそのまま意味が通じてくるようだった。 20歳以後、何も勉強したこともなく、知識が増えた感覚もなかったが、読解力はあがっていたのだ。 「をのをの十余カ国の境を越えて……」…