小学校卒業時の写真


 酷暑にまいっていたら、私の田舎から、「西気小学校閉校記念誌」を送ってくれました。
 明治7年(1874)にお寺の本堂で開校して、138年間続いてきた学校です。明治15年には初等中等科となっている。その頃は4年制でスタートしているはずなので、明治20年以後の卒業者の名簿が載っているのはそれに対応しているのだろう。大正の終わりごろからは、写真も載っている。
 小学校が無くなるということはさみしいことだが、この記念誌はすこぶる面白い。100年以上の卒業者名簿があるということは、親父、兄弟、甥姪、大姪なども同じ名簿に載っている訳だ。
 もう一つ写真を見ていて感じたのは、時代を現していることだ。上の昭和23年度(1949.3)卒業の、私たちの写真を見ていただきたい。女の子の半分ぐらいは、セーラー服らしきものを着ているが、それ以外は余所行き用の普段着だ。ところが26年になると、ほとんど全員がセーラー服と学生服になっている。しかし、普段の通学時に着ていたわけではなかったと思う。
 この間に、日本の経済がよくなったのでしょう。私の小学校時代は、大根めしやサツマイモ等の入った飯だった。「てめえのしやうもない話を書くな」といわれそうなのでやめます。