宝来館の女将さんの話


上の写真は、朝早く目が覚めてしまって、丁度5時に宝来館の3階の部屋から見た朝日。5時に水平線を離れてしまっているのです。福岡と比べると4~50分ぐらい日の出が早い。帰ってから岩手県の地図をよくよく見ていたら、この鵜住居海岸から少し北の宮古市の海沿いのところに「本州最東端」と書かれている。
中の写真は、津波の記念碑で「ともかく上へ上へ逃げよ。/てんでんこで逃げよ。/自分を助けよ。/この地まで津波が来たこと/そして、裏山へ逃げ/多くの人が助かったことを/後世に伝えてほしい。」と刻まれている。
この記念碑は、海からかなり高いところにあり(下の写真)宝来館はここより高いので、津波避難所に指定されていた。しかし今回は二階まで津波にのまれた。女将さんも一度津波にのまれた。「観光バスが倒れていてね、その横の隙間があったので、上が見えたのでもがいて上がったのです」と、本人が説明した。九死に一生だ。