離婚手続きがいるのではないか

日本国民は、とにかく原発さんに「愛してる。稼いでちょうだい。いつまでもね」と云って取り込んだ。その取り込みの濃淡はあった。変な線引きだが、市町村や、県の境界で濃淡を示すことにした。
それにしたがって、原発さんは持参金と、月々の稼ぎを渡した。その原資は、最初に約束した「日本国民」様から頂くことになっている。その中間作業係として東京電力様(など)にお願いすることも、約束を交わした。
ところが、とんでもない毒と爆弾を持っていることが分かった。
途端に「そんな嫁(婿)は叩き出せ」という声が起こった。「お前は離縁や」と云う声もかなり多くなった。
しかしヨメはんは「そんなこと急に云うたかて、ワテは月々の稼ぎを欠かしたことありませんし、家より少ないが隣近所へのお礼もしてきたじゃありませんか。それに長持ちする“金のなる木”も屋敷に植えたじゃないですか」
「いや、その木が病気のもとやと云うことが分かったんや。とにかく、その木はすぐ引き抜いて持って帰れ」
「めっそうもない。この金のなる木は、今後、何十年も移植できません。ここにあれば金を生みますが、引き抜いても病気のもとはここに残るんですよ」「もう少しわかりやすい話をしておくんなはれ」

まあ、現下の情勢はこんなところだろう。喚くだけでは話にならない。
嫁ぎ先の家は、とにかく稼いでもらってきた。近所隣の家にも付け届けはしてきた。町内会にも払ってきている。金のなる木は、根っこを深く広く張ってしまっている。建物だけの話ではない。
この離婚調停は、多元・多層・多時限の対象を含んでいる。そこへ感情問題が絡む。かしこい人が、理屈だけで割り切ろうとすっるのは無理だ。オチコボレ流の考えもいるのではないか。