大相撲の「力士いじめ」は、気分が悪い。

 大相撲の野球賭博はケシカランと、毎日喚いている“下品なやから”がいる。相撲の力士たちは鍛錬と工夫を重ねて、今の地位にたどり着いた。親の七光りで生きてきたわけでも、不惑・天命といわれる歳まで、毎年億円単にのお小遣いをもらっていたわけではない。
 喚いて偉そうにしている連中が、税金で食っている人たちだというのも気に入らない。
 税金はどうやって集められているのか知っているのだろうか。小企業の経営に携わってきた中で、一番イヤな時間は税務署と付き合う時間だった。こちらは何とか少しでも、従業員に多く払いたいと思っているのに、重箱の隅をつついてケチを付けようとする。彼らは、我々の税金で給与を取っているのに、ネチネチと“丁寧にものをいい、優しく対応して”こちらの仕事時間を奪う。あきらめて「仕事をする時間がほしいから」と妥協するのを待っている。その間、私は時間を損して、彼らは残業給与が儲かる。その金は我々から取ったものだ。
 大相撲の力士は、税金から取ってはいない。文部省や検察・警察・大学教授(今やあらゆる私学は税金で運営されている)よりも、自分の努力で生きてきている。
 急に、居丈高に、正義感ぶって“力士たたき“をする名士やマスコミは、何様だと思っているのだ。マスコミなんかには、そんなことはみんな分かっていたのではないか。多数らしき側を見極めて、空気を読んで、居丈高に急に弱いものいじめは、今のいじめ社会の典型だ。
 一寸おかしいと思う。