自分の身体・屋久島、四国遍路

屋久島(061013)>
 この時はかなり遅れた。何とか山頂まで登って追いついたが、「それでは今夜のキャンプ地に行きましょうか」と云われて、がっくりしたが何とかついて行った。
<四国遍路(080313-0427) 
・遍路ころがしのところ(12番)で、息切れが大変だった。登りも遅れたが、くだりも大変で、宿に着いたのは午後6時を過ぎていた。朝から12時間弱だった。四国遍路は基本的に個人行動で、自分も大変なので、どんどん先に行く。
・伊予に入ってしばらくすると45番岩屋寺があるここも道を間違えやすいし(間違えていないかと不安になる)道もきつかった。
・その後も、途中何度も息切れで、他の人について行けず。こんなにしんどいのに、国道を排気ガスの中歩くことが、ばかげていると思った。「弘法大師排気ガスの中を歩いてはいないぞ」と腹の中でうなった。
・と云う訳で、トラックの排気ガス以外に、誰も歩いていないような遍路コースは、バスや電車に乗ることにした。「とにかく全部歩いたのだ」というようなこだわりはもたないことにした。ガイド本に書かれているコースを歩いても、地元の方との会話はなかった。普通の人はトラックだけしか通らないような道は、歩いたりせずにクルマで行く。
・伊予に入った辺りだったか、電車に乗ってベンチ式の椅子に座り、ザックを下したところで、還暦前ぐらいの年配の人が、「ちょっとお話ししていいですか」と云って隣に移ってきた。そして「全部歩いておられるのですか」と云った。私は笑いながら「こうして電車に乗っているじゃないですか」と返事をした。ところが彼は「でも全部歩いて回っているのでしょう」と聞き返した。もう一度私は「全部歩いたぞ」と云うようなことは考えずに、大型トラックばかり走っているようなところは避けて、「歩く道があれば歩く」と云う遍路をしていると説明した。いろいろ話し合ったが、私のような遍路は「全部歩く」と考えられているようだ。